家庭と言えば、どんなイメージが浮かんできますか?「お父さんとお母さんと子ども」のほかに、異なるさまざまな家庭のかたちを見ていきましょう。


30歳をすぎると、友達から披露宴の招待状が相次ぎます。あなた自身はまだ結婚したくありませんが、みんなはいつも次に結婚するのはあなただろう、年をとっても1人ぼっちって怖くない?と聞いてきます。

あなたの生活は、そういった質問に埋もれてしまい、何か答えを出さなければいけない気がしますし、他人はいつも答えを急かします。

家族を持ちたくないわけじゃないけど、結婚以外の選択肢はないのか?と問いたくなります。きれいごとの2つか3つで一生の安定を手に入れられますか?あなたにふさわしい家庭のかたちは、もっとあるはずです。

親密さを求めるあなたへ:一緒に暮らすことを婚姻届で証明しなくてもいい

結婚前に同棲してみたい、あるいは結婚する意味がまだわからない2人は知っています。毎日ドアを開けると誰がいる、休日に起きて一緒に簡単な朝ごはんを食べる、ベッドで転がりながら相手の体のやわらかさを感じることが好きだということを。日常のあらゆる親密さと幸せは、あなたが毎日家に帰るのを楽しみにする理由になります。

それなら、1枚の婚姻届で悩むより、2人っきりの穏やかな同棲生活を楽しみましょう!

子どもがほしいあなたへ:結婚しないで子どもをつくるのも幸せだ

子どもが好きだけど、父親になる人を見つけるより、1人で子育てすることに自信があります。世間はひとり親家庭にはやさしくありませんが、あなたが子どもと自分にとって素晴らしい家庭を築けないとは限りません。この形で、あなたたちはもっと自由に生きられるかもしれません。

何を愛するのか、何を求めるのかがはっきりしているあなたの選択であれば、あなたに幸せをもたらしてくれます。

賑やかさが好きなあなたへ:友達や家族と分かち合う暮らし

どんなに遅く帰っても、誰かが電気をつけて、夕食の残りものを温め直してくれるようなルームメイトや家族との暮らしは、温かさが足りないとか、寂しいわけがありません。みんなが食卓を囲んだり、リビングでおしゃべりしたりします。血のつながりがあるかどうかにかからわず、お互いを愛しく思っているのは確かです。

人情味にあふれて、朝から騒がしくてなんでも話し合う、理想の家はこうでなくちゃ!

1人が大好きなあなたへ:ひとり暮らし

1人で自立するのは1番簡単で便利な選択肢です。ひとり暮らしは、たまに寂しいですが、自由度は高い。外見から心まで、誰に気を遣うこともなく、全部自分のためだけのものです。

自分自身とゴロゴロする時間を大事にしたい、落ち着いた住まいで日々の疲れを癒したいあなたは、ひとり暮らしから、もっと自分を愛する理由を見つけていきます。

絆に夢中なあなたへ:ネコやイヌがドアの向こうで待っている

人間関係が複雑すぎると思いながらも、帰ったら家に誰もいないのもイヤなら、ペットを飼ってみましょう!主従関係が成立すれば、世界中で無条件に愛してくれるたった1つの存在が現れます。

どこに行こうとも、ドアの向こうで待って、あなたの居場所になってくれます。

この広い都市の中で、あなたを待ってくれる家と居場所を持ちたいのは人間の常ですが、自分を妥協させることはありません。今あなたに答えがなくても、それはあなただけの居場所のドアがまだ開いていないだけかもしれません。あなた自身を理解していけば、1人ぼっちにはなりません。なぜなら家の意味は、あなたが探していくことで、その過程のなかで成り立つものですから。

結婚のほかに、いつでも形のちがったそれぞれの家を持てます。